東京都町田市の私立校、日本大学第三高等学校(日大三高)の硬式野球部に所属する男子生徒2人が、知人の女子生徒にわいせつな動画や画像を送らせ、部内で拡散した疑いで警視庁に書類送検されました。送検されたのは17歳と16歳の部員で、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いが持たれています。
事件の経緯
捜査関係者によりますと、17歳の生徒は2025年3月から4月ごろ、当時15歳の女子生徒にわいせつな動画などを撮影・送信させ、そのうちの1点を16歳の部員に提供したとされています。16歳の部員はその動画をさらに他の部員へ共有し、数十人規模に広がった可能性があるということです。昨年10月、女子生徒の保護者が警視庁に相談し、事件が発覚しました。両生徒は任意の調べに対し「軽率な行動だった」と話しているとされ、警視庁は経緯を慎重に調べています。
日大三高とはどんな学校か
日大三高は日本大学の付属校の一つで、学業と部活動の両立を掲げる伝統校として知られています。特に硬式野球部は全国屈指の名門で、春夏の甲子園で数多くの優勝・上位進出を果たしてきました。全国大会での優勝経験を持ち、プロ野球選手も多数輩出しており、高校野球ファンの間では“強豪校”として広く認知されています。毎年のように甲子園出場候補に挙げられる存在で、全国から実力ある選手が集まる学校として評価されてきました。
こうした輝かしい実績の一方で、部員の生活指導や規律の厳しさも特徴とされ、チームワークや礼儀を重んじる伝統が築かれてきました。そのため今回の不祥事は、学校のイメージにも大きな影響を与えています。
学校の対応と広がる波紋
学校側は「被害に遭われた方に配慮し対応する」とコメントし、野球部の今後の活動について検討を進めているとしています。甲子園常連校として注目度が高いだけに、教育現場におけるSNSの扱い方や部活動の管理体制の在り方にも議論が広がっています。今回の問題は、未成年者間のデジタルデータの扱いの難しさを社会に改めて問いかける出来事となりました。

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